お伊勢参り   

念願叶ってお伊勢参りができました。

今回のレポートは長いですが勘弁してください。

4月18日の朝5時に大船の自宅を出発し、425kmを24時間以内で走って伊勢神宮に到着するのが目標。
ルートはだいたいこんな感じ。
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この「だいたい」っていうのが曲者で、静岡の安倍川の先はほとんど走ったことがないので、実はかなり不安でした。

今回は90分おきに休憩して、補給、マッサージ、ストレッチをしながら走るという作戦。
作戦っていうほどのものじゃないんだけど。

もう少し細かく書くと、

90分のうち、最初の15〜30分はゆっくり走ってウォームアップ。
補給の効果は30分くらいして実感できるので、それまでは飛ばさない。
30分〜1時間の間は、できるだけ速いペースを維持する。
休憩前の15分は、何を食べようかを考えながらスピードダウン。
これを淡々と繰り返して、休憩時にはしっかりとマッサージとストレッチをして、次の90分に備える。

と思ってても、だいたい中盤からガタガタになるんですけどね(笑)

本来なら、出発前に家で朝食を摂るべきなんでしょうが、早起きが苦手なので、いつも起きるのは出発の直前。
前の晩から寝ないで行くという必殺技も、今回のような長旅では通用しないのはわかっていたので、0時には眠って4時半に起床。
ぴったり5時に出発する。

ヘルメットを忘れて家に戻ったりしてちょっとドタバタしましたが、ほぼ予定通りの出発でした。

朝ご飯は家を出て10km地点のコンビニ。
相変わらず上りは使い物にならないほど遅いのでゆっくり箱根の坂を上り、R1最高地点に着いたのが8時半ごろです。
霧雨が降っていて気温も低く寒い。
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ここで最初の問題。
右膝が痛い。
たぶん冷えたのが原因。
激痛というほどでもなかったので、我慢して三島へ下る。
上りで失った時間を取り戻そうと、箱根峠から下りの20kmは思い切り行く。
ウィンドブレーカーの風の抵抗があって思うようにスピードが伸びないものの、アウタートップで90rpm〜120rpmの間をキープして飛ばす。

三島(80km地点)でサイコンを見るとアベレージは22km/h台。
事故の日はここまでのアベレージが27km/hだったことを考えると激遅。
どんだけ上りが遅いの?って感じで、膝の痛みもあって落胆しながら100km地点にあったコンビニで休憩。
しっかりストレッチとマッサージをして膝を楽にしてやる。

沼津から静岡までは、前回の大井川ツーリングの時に通ったので、だいたい道はわかる。
安心してアベレージを上げるように淡々と走る。
清水からはR150へ。
ところがここでミスコース。
同じ所をグルグル回って大幅に時間をロス。
中途半端に知ってる道では、よくこういうことをやる。

なんとかR150に出て、海を見ながらグイグイ走って安倍川を渡ったところでお昼。
時刻は12時半。
ここまでにアベレージを26km/h台まで回復したものの、予定より1時間ほど遅れてる。
お昼はエネルギーに早く変わるものにしようと思ってパスタにしました。
トマトとチーズのサラダがサイドディッシュ。
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この辺りから、なんとな〜〜〜く、頑張っても予定通りには走れないかな〜〜〜〜なんて思い始める。
そうなると人間はダメなもんで、補給の作戦も走り方もめちゃくちゃになる。

次の休憩は牧之原。
sano-yさんにメールしたら、休憩しているコンビニまで快速車で駆けつけてくれた。
家のすぐ近くだったみたい。
缶コーヒーをごちそうになり、15分ほどおしゃべりしてから出発。
ごちそうさまでした。
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浜名湖に着いたのが18:30。
どうせ予定通りじゃないからと、半分諦めモードで写真を撮りながらウロウロ。
レースをやってる訳じゃないし、せっかくのキレイな景色だから、旅の写真を撮らないのももったいない、と開き直った。
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陽も落ちて暗い上に、この先は道もよくわからない。
R1を走ってればなんとかなると思って、あまり深く考えずに走り、静岡と愛知の県境にある定食屋さんに着いたのが19時。
とんかつ定食を大盛りで注文。
あさりのみそ汁のお椀が大きいのにびっくり。
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お客さんが僕一人だったので、気さくなおばちゃんとおしゃべりしながら、座敷で脚を伸ばしてストレッチとマッサージ。
「どこまで?」と聞かれて「お伊勢さんまで」と答え、「どこから?」と聞かれて「鎌倉の近くから」と答えたら、ニヤニヤ笑ってあきれ顔。
「若くていいわねぇ、大学生?」って言われ、内心「お世辞かい?!」って思いながら本当の年を言ったらビックリしてた。
いくらなんでも大学生には見えないよねぇ。

晩ご飯を食べてから小さな峠を越えると愛知県。
四日市からR23で伊勢に向かうので、ひょっとすると早めにR23に入った方が速いかもしれない。
地図を見てもなんとな〜く、その方が近い感じがする。
ここまでに、予定よりも30km余計に走っているので、少しでも楽をしたい。
そんな想いがあったので、岡崎の先からR23に入ってみる。

ところがこれが、たぶん、失敗。
自転車が通れない箇所が何度もあって、迂回したり、歩いて自転車を押したり、元に戻ったりでイライラする。
結局、ちっとも楽をできなかったみたい。
自宅から300kmを走った時点でアベレージは26.5km/hに落ちてきた。

気を取り直してR1に一旦戻り、名古屋港のあたりから再びR23へ。
もう、岡崎からはどこをどう走ったのかわかりません。
うっかり高速道路みたいな一般道(自転車通行不可って書いてない)を走って、高速で飛ばしてるトラックに怯え、測道を走って線路や川を渡れなくてUターンをする。
時々止まって携帯で地図を見ては自分の位置と向きを確認する。
そんなこんなで四日市を通過したのが2:30頃。
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晩ご飯で食べたとんかつがいけなかったのか、意味のない補給で食べ過ぎたのがいけなかったのか、0時頃からしゃっくりが止まらなくなり、赤信号で停まるたびに恥ずかしい思いをする。
5時までに残り2時間というところで、今度はお尻に痛みが走り、サドルに座れない。
眠いのを我慢しながら、周りの交通に注意を払い、ひたすら走って迎えた朝5時。
ちょうどマクドナルドがあったので、フィレオフィッシュのセットを注文して休憩。
ここまでの走行距離が427.72kmでアベレージは25.7km/h。

計画通りなら伊勢に着いてるじゃん!

マクドナルドでは、いつのまにか居眠りをしてました。
1時間くらい寝たようです。

もうここまで来れば伊勢は目前。
相変わらずお尻が痛いので立ち漕ぎのままヨロヨロ走ってR23を伊勢に向かう。
帰りに気がついたんですが、COLNAGOのサドルが少し前下がりになっていて、お尻の落ち着きが悪かったのがお尻が擦れる原因だったみたいです。

伊勢の外宮に着いたのは9時過ぎ。
ここまでの走行距離は450km。
アベレージもじわじわと落ちていく。
内宮はここから5km近く離れているので、計画した425kmに比べて30km余計に走った計算。
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外宮には、豊受大御神(とようけおおみかみ)がお祀りされています。
名前の「うけ」とは食物のことで、豊受大御神(とようけのおおみかみ)は食物・穀物を司る神。このことより、衣食住、ひろく産業の守護神としてあがめられています。
ここでは日々お腹いっぱいにご飯を食べられることを感謝しました。
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ここから4kmちょっと離れた内宮は天照大御神がお祀りされています。
最高神というだけあって、こっちは参拝者が多く、駐車場待ちの車の列はいつまでもなくならない。
そんな様子を横目で見ながらスイスイと内宮へ。
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広い神社の敷地を歩いて天照大御神がお祀りされている正宮へ。
これがスゴいなぁ。
圧巻というか圧倒されるというか。
目には見えないんだけど「確かにそこにいる」という感じがして、体の中から何かがこみ上げてくる。
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思い出すだけで涙が出てくる。これホント。
なんなんだろ?この感覚。
きっとまたここには行くと思う。

自然を大切にして、自然と共に生きてきた日本人の思想や精神が、1500年2000年という昔から今まで延々と続いてきたという歴史が凝縮されて、この神宮というところにあるわけ。
これがスゴいんだと思う。

来て良かったと心底思いました。


計画ではこの後、天岩戸を見学して鳥羽からフェリーに乗るつもりでしたが、お尻の痛みが悪化したら困ると思ったので、無理をせず直接鳥羽港を目指しました。
後半の走行に備えて立ち漕ぎを続けるのは辛かったけれど、途中で気晴らしをしたり休憩をしたりしてなんとかしのぐ。

苦しいときは美味しいモノを食べるのがいいですね。
鳥羽へ行く途中で見つけた豚まんのお店で、具がギッシリ詰まって重い豚まんとソフトクリームを食べました。
どちらも激ウマでした。
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この辺りは真珠の産地ということもあって海がキレイ。
そんな景色を見ていると、ほんの少しですが、お尻の痛みも忘れます。
そんなこんなで鳥羽港に着いたのは12時を少し回った頃。
COLNAGO Master、めちゃめちゃカッコいいでしょ?(笑)
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お昼は港の近くの小さな食堂でエビの天ぷら定食。
この定食は量が多過ぎですから。
1500円では安い。
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大食いの人はご飯のお替わり可です。
もちろん僕はお替わりなしでした。

鳥羽から伊良湖まではフェリーで1時間弱。
お昼に食べた量が多かったのでしばらく休んでから、14:10発のフェリーに乗りました。
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そしてフェリーの中で30分ほどうとうとして目が覚めたらもう伊良湖。
楽でいいなぁ。

伊良湖からR42を走って浜名湖へ。
お尻の痛みは相変わらずでしたが、あと70km程度なので我慢することにし、サドルを少し調整して走り出す。
R42とそれに並行して走る自転車道はどちらも景色がいい。
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景色はいいんだけど、アップダウンが多くずっと向かい風でかったるい道です。
疲れてるときはあんまり走りたくない。
体力的にもお尻的にもあんまり飛ばせないので、開き直ってのんびり走ることにして、停まったり走ったり、写真を撮ったり食べたりののんびり走行。
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浜松駅に着いたのは19時頃。
輪行袋に自転車を収納して、新幹線ホームでビールとおつまみを買う。
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新幹線が来る前からグイグイとビールと飲んでフラフラ。
いい気分でした。

20:19発の「こだま」に乗り、小田原で東海道線に乗り換え、大船に着いたのは22時頃。

総走行距離は552km、アベレージは24.8km/h。
24時間で427kmを走ったのは今までで最長です。
リハビリの途中なので、無理をしてペースを上げるとか、坂をグイグイ上るとか、速い走り方というのができませんが、それなりに走ればなんとかなるもんだなぁと思いました。
お尻が痛くならなくて、道にも迷わなくて、補給も上手くできれば、さらに長い距離も走れそうです。
結果としては、今回の内容は、これはこれで精一杯だったと思うけれど、可能性としては1日でさらに100kmくらいは長く走れそうな気もします。
あくまでも可能性ですけどね。

今回は日本人としての自分の存在というものを強く意識できました。
今度はもっとゆっくりと神々の住む杜を味わいたいと思います。
COLNAGO Masterの良さも再認識できました。
レーシングバイクの血統を持つMasterはコーナリングがシャープで攻めようという気にさせてくれる。
優しい乗り心地は遠くへ行こうという気持ちにさせてくれます。

反省点は多々あるものの、幸せな2日間でした。
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by kazz12211 | 2009-04-20 13:17 | 自転車

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