お盆
2006年 08月 13日
両親は別の日に行くようなので、一人でバイクで出かけました。
お墓に眠っている中で唯一僕が知っているのは祖母。
気分としては亡くなった祖母と久しぶりに話をしに行くようなものでした。
お寺の近くの花屋さんで花を買ってから、コンビニで線香を買う。
どうもコンビニで買うというあたりが、ありがたくないような気がしないでもないけれど、気分の問題と割り切って、それでよしとしました。
花がもげたり、茎が折れないように慎重にバイクを運転してお寺へ。
空は青く日差しは強い。
着ていたティーシャツは汗で色が変わっていました。
すでに親戚の誰かが来ていたのか、お墓の周りはきれいに掃除されていました。
暑さで干からびてしまっていた誰かが備えた花を抜き、買って行った花を心持丁寧に挿す。
僕が小学生の頃亡くなった祖母。
威勢のいいおばあちゃんでした。
タバコとお酒が好きだった祖父。
酒の席では上機嫌で、子供だった僕にもお酒をすすめて母に怒られていたのを思い出します。
今日は祖母が好きだったタバコに火を着けて線香と一緒に備えました。
お墓の前に座って僕もタバコを数本吸いながら、暑さも忘れて、祖母が生きていたころの記憶を辿ってみました。
生きてはいないけれど、なんだか祖母に触れているような気がしました。
来年のお盆はビールを買って行って一緒に飲もうと思います。
by kazz12211 | 2006-08-13 10:34 | その他